作庭は、庭のイメージを考えて、形にする。
工事は、高所にも登るし、石も積み、とにかく体を使う。
危険も伴うから、集中する。
短納期で美しく仕上げるために、抑えるべきことがいくつもある。
明治40年創業。先代から教えられてきた技術や知恵を、職人としてお客様に提供すること。それが「庭師の仕事」だと思っています。
庭作りは、職人によって個性が出る。
そして庭ごとに、その土地や形状に合わせて、変えていく。
二度と同じ庭はない。唯一無二の庭づくり。
庭師として一番の腕の見せ所だ。
石や樹木を組み合わせて、自然の素材を生かすように心がけている。石を削ったり、樹木を整えたり。
シンプルな道具でも腕を磨いて鍛錬すれば、誇りに思えるような仕事ができる。「福岡さんに頼んでよかった」そんな言葉を聞くと、思わず笑みが溢れる。
庭師として一番技術のいる仕事は、植木の移植だ。
植木は魂がある。言わば ”生きている木の引越し”である。
引越し先でも元気に生育するように、心を込めて仕事をする。
長年、職人として木に触れていると、声が聞こえてくる。
植樹の際も、剪定する時も、
その声に耳を澄ましながら仕事をする。
木を扱う仕事は、一番技術が必要で、
庭師の心意気が見えるのだと思う。
2010年洲本県立淡路病院の新築移転の際、洲本市民から親しまれたシンボルの「ユーカリの木」を、半年以上かけて根回し工事を行ない、移植しました。日本でも類を見ない大木の移植でした。
石の種類により、淡路島内や四国から仕入れてきた石。
大きい石から配置し、直感で積んでいく。
先祖代々受け継がれてきた福岡家特有の感性だと思う。
石には顔がある。その表情と向き合い、より魅力的に見せていく瞬間が、たまらなく楽しさを覚える。
そして、決して規則正しくはないが、味があって美しい。そんな作品ができたとき、たまらなく喜びを覚える。
日本庭園の作庭、洋風ガーデンの設計施工、外構工事、エクステリア工事、公共工事、伐採工事、造成工事、休耕田の草刈り、坪庭やお正月飾りの施工、植木の管理など、庭に関することは全て対応いたします。